そうですね、疲れ方にも色々あると思いますので、疲れたり、つらい理由などをまとめ、僕ならこんな会社で働くまでを説明します。
- 社内SEで疲れたこと10選
- 社内SEはやめといた方がいいのか?
この記事の内容
社内SEに疲れたこと10選【まだそこで働いてるの?】
それでは、社内SEで疲れた話をしていきます。
共感してくれたり、社内SEを目指してくれている人の参考になれば、うれしいです。
実経験から基づいている生情報です。
社内SEに疲れた話
疲れた話は、主に一人で社内SEをやっていたときの話です。
チームがあるなら、ここまで疲れないとは思います。
①:1人でやってると仕事が回らない
ヘルプデスク、PCセットアップ、トラブル対応、システムの対応、ネットワーク対応・・・
これらが、一気に押し寄せてくることがあります。
仕事をやっていたら、こんな経験一度はあるのではないでしょうか?
やることがたくさんあるのに、離れた現場のネットワークトラブルも対応していたときは、骨が折れました。
②:誰も手伝ってくれない
PCセットアップとか、どんなに忙しくても手伝ってくれる人がいません。
というより、手伝えないというのが、正解かもしれません。
でも、どうしても回らないときは、手順書を作って誰でもできることだけ、お願いする手もあります。
僕も一度だけ、誰でもできることを、手順書を作り手伝ってもらいました。
定時内でも暇にしている人をみつけ、定時内だけ手伝ってもらいます。
③:休日にしかできないこともある
システム停止をともなうような作業など、みんなが休んでるときにしかできない作業があります。
営業日にシステムを1時間でも停止したら、クレームの嵐ですからね。
④:深夜に独りぼっちで作業
パソコンのセットアップとかは、深夜までひとりぼっちで作業していましたね。
何かシステムを導入したら、必要な台数分を一気にセットアップします。
精神的な苦しみもなく、頭も使わないですが、飽きるし、時間がかかりますね。
⑤:致命的な不具合があると帰れない
システムに致命的な不具合がみつかった場合は、なかなか家に帰れません。
業者さんの対応を待って、リリース→確認までの作業が終わって、やっと帰宅できます。
もちろん、電車がなくなったら、そのまま泊まりです。
⑥:なんとなく立場が低い
会社の人には「システムは動いていて当たり前」という認識があります。また、ヘルプデスクもできて当たり前。
今まで苦労して経験してきたこと、苦労して調べたことは・・・
「解決してくれて、ありがとう」
という感謝はいただきます。
ただ、会社の上の人からみて、そこまで評価が高いものではないと思っておいた方がいいでしょう。
電話で何かの操作を聞いたことに対して、何か特別な感情はわかないですよね?
また、日頃しているヘルプデスク、管理などは、売り上げに貢献していません。
とりあえず、経費削減につながるようなこと、開発などを手掛けてアピールする必要あり。
僕も、年間100万以上の経費削減をしたり、細かい削減はしてきました。
しかし、売り上げに貢献する提案ができないと、そこまで評価は上がらないのが現実です。
⑦:調べることが多い→判断に苦しむ
システム開発の経験しかなかったら、設計書を作る、コーディングする。
というのが、主な仕事ですよね?
1人や少人数の社内SEでは、ネットワーク、サーバー、NASの設定、パソコンの設定は当たり前。
多分、専門知識がない方も多いのではないのではないでしょうか?
それらの業務に加え、システム選定、ソフトの選定→購入→指導、古いサービスの見直し、他色々と調べることが膨大です。
意見を聞きながら導入しますが、本当にこれでよかったのか?と自問自答することも多くなります。
まずは、パソコン、プリンターを選定するところが、第一ステップですね。
「このパソコン遅いんですけど」
みたいなことを、言われるとことはあると思います。
そういったときに、パソコンを軽くする方法とかも知っておく必要がでてきます。
⑧:システム選定では重圧がかかる
システム選定では、数千万、数億(僕は経験なし)の金が動きます。
普通にシステム開発をしていたら、経験しないことです。
その、システムを5年は使っていくことになります。
もし、そこで悪評価を受けると、最低5年は耐え続けないといけません。
金をいくらでも積めば、いいシステムは導入できます。
でも、それでは稟議が通りません。
数年先の費用対効果を説明できないと、会社は金を出してくれません。
⑨:問題ありで運用が止まりプレッシャー
不具合改善、要望対応などで、リリースしたあとに、バグが見つかって、運用がストップすることもあります。
確認作業が十分でなかった、僕の責任です。
こういったときは、プレッシャーがかかりますが、業者が対応するまでほとんど何もできません。
その日は、早く帰れないのは言うまでもありません。
⑩:ブリッジ役もつらい【業者に直接聞けば】
業務を担当している人から、要望や不具合のことを聞いて、業者に依頼するブリッジ役も社内SEの仕事です。
ただ、業務を全て把握しているわけではないので、よくわからないこともあるんです。
「担当から話を聞く→業者に連絡→業者から質問→担当に聞く→業者に再度連絡」
これを繰り返すと、「直接聞いてよ!」と思う反面、ぼくは何やってるんだろう。
と悲しくなることもあります。
社内SEへの転職【僕ならこんな会社に行きます】
システム開発の仕事は、会社によっては残業代がまったくでない会社もあります。
いわゆる、ブラック企業ですね。
それらのブラック企業というのは、残業代を払わないために色々考えています。
「〇〇さんは君より残業が少ないよ」
「もっと効率よく働く方法があるでしょ?」
とか。
「飲みにケーションが大事」
なんて言っている、上司、支店長クラスがいたら、未来はみえないのが、経験上わかります。
飲みにケーションを大事にしている上司が、二日酔いで客先との大事な打ち合わせにこれなかったこともあり。
例えそれで仕事がとれたとしても、後先考えずに仕事をとってきているので、苦労するのはエンジニア。
僕ならこんな会社に行きます
僕が選ぶ社内SEの会社について。
これまで、システム開発、社内SE経験を20年以上してきた経験から、説明します。
年棒制なら残業50時間分を考慮
僕の経験では、社内SEは会社の売り上げに比例して忙しくなります。
人が増えればパソコンが必要ですし、新たなな事業所ができれば、ネットワーク、システム、PCなどの環境まわりは全て社内SEの仕事。
よって、年棒制だったら、結構高い給料じゃないと行かないですね。
「この給料なら生活できるから、ここにしよう」
なんて考えると、給料は確保できても、サービス残業で苦しむことになるかもしれません。
とりあえず、年収500万くらいで探しているなら、年収600万くらいの会社を選ぶみたいな感じです。
これなら、少々残業しても、会社に不満がでることはないでしょう。
毎日、2時間残業することを見越した給料の会社を選べば、あとで不満がでることは少ないと思います。
残業手当が明記されている
社内SEは裏方作業なので、営業のように目立たないし、給料アップの条件として、管理職にステップアップするのが前提と考えておいた方がいいでしょう。
特に中小企業は、給与体系もワンマンなところがあります。
売り上げがあがれば、営業の給料を上げて、もっと売り上げを上げることに期待したい。
というのが社長の考えです。
その反面、間接部門はできるだけ、給料を上げたくないということ。
僕が働いた会社でも、新卒レベルの給料で働いていた30代社員がいたほど。
求人欄に残業手当の明記がない会社は、ちょっと怪しいですね。
逆に、大企業、公務員、団体職員みたいなところは、残業手当もしっかりしていると思います。
修行として働くなら給料は二の次
開発の仕事をしていると、ユーザーの基幹システムを開発をしている人も多いのではないでしょうか。
それが、マニアックな業務知識だったり、前からあるVBのシステムだったり、マニアックな言語を使っていたりと。
「VBの仕事なんかしてたら、出遅れるし、この先不安」
「WEBの技術を身につけたい」
という人も少なくないと思います。
これから増々、WEB系のシステムに移行していくことになるでしょう。
もし、とりあえず技術を身につけたいなら、少しブラックな臭いがしても、踏み台として就職するのもアリです。
僕も、WEBの仕事がしたくて、ブラックな会社に就職したことがあります。
みんなが知ってる携帯会社、大手通販サイトの開発、球団のHP制作なども手掛けていました。
まとめ:社内SEに疲れたこと10選
社内SEをやってたら疲れることも多くありますが、それはどの仕事をしてても同じこと。
僕は、営業経験もありますが、営業は営業成績をいつも気にしておかないといけません。
どちらかというと、営業の方がプレッシャーは強いです。
数字で、簡単に同僚と比較されますからね。
IT業界の経験が少ないと、僕のように一人社内SEをすると、最初は厳しいかもしれません。
と言っても、僕がやってきたことがベストとは言い切ません。
先ずは、IT業界の経験が少ないなら、既に先輩がいるところで働いた方がベストです。
逆に、ある程度経験があるなら、少人数や一人で社内SEをするのも、おもしろいと思います。
そこで、色々経験を積めば、もっといい転職先が見つかるかもしれませんしね。
とはいえ、家庭もあり、一家の主として働いているなら、子供が成長するにつれてお金が必要となってきます。
明確な給与体系がある会社選びは必然です。
今では、色々な転職情報もネットとかで得ることができますので、少しずつ準備しておくことをおすすめします。